メラビアンの法則とは?5つのビジネスシーンにおける活用法も解説

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  • テレワーク

  • 2021.11.25

メラビアンの法則とは?5つのビジネスシーンにおける活用法も解説
  • そもそもメラビアンの法則とは何か?
  • メラビアンの法則を活かして自分の話し方をより良くしたい
  • メラビアンの法則をビジネスに活かす方法を整理したい

「部下との関係性がどうもうまくいかない」、「クライアントとの折衝をもっとうまくできないものか」、そんな悩みを抱えている方は少なくないでしょう。


その原因は、あなたのコミュニケーションの取り方にあるかもしれません。そして、メラビアンの法則を活用すればあなたのコミュニケーションも改善するかもしれません。


メラビアンの法則は、心理学の法則の一種です。コミュニケーションの分野では有名な法則の1つで、ビジネスシーンでも応用できます。


本記事では、メラビアンの法則の意味、メラビアンの法則を活用した話し方、ビジネスで活かす方法を紹介します。

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メラビアンの法則とは

メラビアンの法則とは、人と人とのコミュニケーションにおいて、言語情報が7%、聴覚情報が38%、視覚情報が55%のウェイトで影響を与えるという心理学上の法則の1つです。

1971年に、アルバート・メラビアンという心理学者が提唱しました。

ここでは、メラビアンの法則について、以下の順に紹介します。

  • 3Vの法則(7-38-55のルール)
  • 言語コミュニケーションと非言語コミュニケーション
  • メラビアンが行った実験の内容
  • メラビアンの法則によくある誤解

3Vの法則(7-38-55のルール)

3Vの法則(7-38-55のルール)とは、言語情報・聴覚情報・視覚情報が一致していない時に、どの情報が優先されるか、どの情報が相手の印象に影響を与えるか示したものです。

言語情報(Verbal)、聴覚情報(Vocal)、視覚情報(Visual)の頭文字を取って、3Vの法則と呼ばれています。

それによると、言語情報(Verbal)が7%、聴覚情報(Vocal)が38%、視覚情報(Visual)が55%影響を与えるとされています。

なお、3Vの法則はメラビアンの行った実験により導かれました。その実験内容は後述します。

言語コミュニケーションと非言語コミュニケーション

前述の3Vのうち、言語情報は言語コミュニケーションに該当します。これは、直接的に話したり書いたりすることで相手に伝える情報です。

一方、聴覚情報や視覚情報は非言語コミュニケーションに該当します。これは、言語に頼らず相手に伝える情報です。

言葉が伝わらずとも、ボディランゲージや話すトーンなどで相手の言いたいことが推測できることも少なくありません。これが非言語コミュニケーションです。

メラビアンが行った実験の内容

メラビアンは2つの実験を行いました。

1つ目の実験では、「そうかもしれない」という意味の”maybe”を口調の強弱や表情を変えて言われた時、印象に変化があるのかを検証しました。

実験では、強い口調で言われた方が普通の口調で言われるよりも説得力が増すという結果が得られました。

2つ目の実験では、まず被験者に「好き」、「嫌い」、「普通」からイメージする単語を3つずつ選ばせました。

次に、それらの合計9つの単語を、それぞれ「好き」、「嫌い」、「普通」を連想させる声色でレコーダーに録音しました。

さらに、「好き」、「嫌い」、「普通」を連想させる顔写真を1枚ずつ用意しました。

そして、被験者に写真を見ながら録音した音声を聞いてもらい、その後どのような印象を感じたか質問しました。

実験の結果、言語情報、聴覚情報、視覚情報が一致しない時には、視覚情報が最も優先され、次いで聴覚情報、言語情報の順番に優先されるとわかりました。これが前述の3Vの法則です。

メラビアンの法則によくある誤解

メラビアンの法則によくある誤解は、「非言語コミュニケーションが何より大切」というものです。

もちろんメアビアンの法則では、非言語コミュニケーションは大切な要素です。聴覚情報(38%)と視覚情報(55%)が相手に与える影響は、合計で93%になります。

しかし、そのことは言語コミュニケーションを軽視して良い理由にはなりません。

メラビアンの法則は、言語・聴覚・視覚のイメージが矛盾した組合せの時に、どの情報が優先されるか調べたものです。

また、メラビアンの法則は限定された特殊な環境下で実験した結果に過ぎません。そのため、実際の会話ではメラビアンの法則がそのまま当てはまるとは限りません。

実際の会話では、長く複雑な言葉やボディランゲージも活用してより多くの情報のやり取りを行います。それらの情報を複合的に活用して判断する必要があるのです。

非言語コミュニケーションと同様に言語コミュニケーションも重要と認識して、メラビアンの法則をコミュニケーションに役立ててください。

メラビアンの法則を活用した話し方

ここでは、メラビアンの法則を活用した話し方を以下の順に紹介します。

  • 表情や身振り手振りも活用する
  • 声の高さや抑揚に変化をつける
  • 内容が伝わるよう言葉を選択する

表情や身振り手振りも活用する

メラビアンの法則を活用した話し方の1つ目は、表情や身振り手振りも活用することです。

同じ言葉を話していても、表情が違えば相手に全く異なる印象を与えることになります。

例えば、「そうだね」と無表情で話しても、相手には真意が伝わりません。しかし、「そうだね」と笑顔で話せば、相手に対する同意の意味だとすぐにわかります。

表情豊かに、身振り手振りも交えて話すことで、自分の伝えたいことをより正確にわかりやすく伝えられることでしょう。

声の高さや抑揚に変化をつける

メラビアンの法則を活用した話し方の2つ目は、声の高さや抑揚に変化をつけることです。

疲れている時や緊張している時に話すと、どうしても棒読みや早口になりがちです。しかし、それでは話す内容を相手に理解してもらうことは困難になります。

そこで、声の高さや抑揚をつけて感情を込めるよう心がけましょう。これにより、言語情報以上に、言葉の意味だけでなく自分の感情まで伝わりやすくなります。

内容が伝わるよう言葉を選択する

メラビアンの法則を活用した話し方の3つ目は、内容が伝わるよう言葉を選択することです。

先ほど説明した3Vの法則によると、言語情報が相手に与える影響は7%しかありません。しかし、それでも言語情報を疎かにして良いわけではありません。

言葉はコミュニケーションの土台と考えて、相手に誤解を与えない正確な言葉を使うよう心がけましょう。

その上で声のトーンや表情などを意識していくと、自分の考えをより正確に相手に伝えられるはずです。

メラビアンの法則をビジネスで活かすために

ここでは、メラビアンの法則をビジネスで活かすにはどうすれば良いか、以下のシチュエーションの順に紹介します。

  • 上司・部下間のコミュニケーション
  • 商談
  • 電話
  • メール・チャット
  • 採用面接

上司・部下間のコミュニケーション

メラビアンの法則を活かすビジネスシチュエーション、1つ目は上司・部下間のコミュニケーションです。

上司・部下間のコミュニケーションでは、部下の方が上司の言葉や態度に敏感です。

ちょっとした態度や言葉が誤解の原因になりうるので、言葉・態度や声のトーン・表情全てをそろえるよう心がけましょう。

また、非言語コミュニケーションもうまく活用すると、より感情が伝わるコミュニケーションを実現できます。

例えば、部下をほめる時には無表情ではなく笑顔で明るくほめた方が、より部下に気持ちが伝わりモチベーションアップにつながります。

商談

メラビアンの法則を活かすビジネスシチュエーション、2つ目は商談です。

商談では、メラビアンの法則はファーストコンタクトやクロージングに特に役立ちます。

実際に顔を合わせてコミュニケーションを取ることで、商談相手の言葉や表情、声のトーンなど全体から情報が得られます。そのため、真意を読み取りやすいのです。

反対に、商談相手も自分達の真意を読み取りやすいので、言葉・表情・声のトーンに気をつけながら、心を込めて対応するよう心がけましょう。

電話

メラビアンの法則を活かすビジネスシチュエーション、3つ目は電話です。

電話では、表情やしぐさなどの視覚情報がありません。3Vの法則では、視覚情報は55%を占めるので、残り45%で情報を伝達することになります。

視覚情報がない分、対面以上に話す内容や声のトーンに注意して話すよう心がけましょう。

聞きなじみのある言葉を使い、ボディランゲージを使えない分少し大きめに抑揚をつけて話すとわかりやすく話せます。

また、会話の間を上手く使うと、より自分の感情が伝わるはずです。

メール・チャット

メラビアンの法則を活かすビジネスシチュエーション、4つ目はメール・チャットです。

メール・チャットは、基本的に文字だけで情報を伝えます。そのため、自分の感情を伝えるのは難しいと言えます。

あくまで、事務的連絡や日時など感情が関係ない情報を伝えることに向いているツールです。

誤解を与えたくない時には、メール・チャットを送った後に電話や対面でもその内容を伝えましょう。そうすれば誤解が少なくなります。

採用面接

メラビアンの法則を活かすビジネスシチュエーション、5つ目は採用面接です。

応募者の合否を判断する時には、非言語情報にとらわれすぎず話す内容に着目するよう心がけましょう。

世の中には面接ノウハウは多数存在します。多くの応募者は面接ノウハウを覚えて対策して来るので、非言語情報の印象に左右されると判断を誤る恐れがあります。

また、採用面接の担当者も応募者から見られていることに注意しましょう。応募者も、採用面接を通じて「この会社は自分に合っているか?入社したいか?」を判断します。

そのため、採用面接の担当者も応募者に安心感を持たせる話し方や態度を心がけましょう。

まとめ

本記事では、メラビアンの法則の意味、メラビアンの法則を活用した話し方やビジネスで活かす方法を紹介しました。

メラビアンの法則では、聴覚情報と視覚情報による非言語コミュニケーションが相手に与える影響が大きいとされています。

ただ、相手に正しく自分の考えを伝えるには、もちろん言語情報による言語コミュニケーションも重要です。

まずは正しい言語を選び、その上で聴覚情報と視覚情報を一致させてより相手に自分の考えが伝わるよう工夫しましょう。

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